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「びっくり大発見!! 小網代湾にUMAの骨が漂着!! この首の長い生き物はなんなんだ!!!」のコピーを掲出した少年誌で掲載された内容はこうである。
胴体部分に残る胃や脂肪、それ以外は失われていた全長約3メートルの謎の死骸。しかし、この死骸は首が異様に長く、しかも軟骨だった。記事では死骸をサメの一種とし、見開きには首を長くしたサメのような想像図も大きく配されている。不気味なその姿をもって、今まで存在が知られていなかった、海に潜む未知の生物なのでは?と投げかけている。この想像図を見るに、恐竜とともに栄え滅びた海棲爬虫類の首長竜に似ているが、爬虫類は硬骨だ。結果、「首長竜に姿が似た未知のサメの一種」としか言いようがない、まさに未確認生物=UMAなのだと、記事は締めくくっている。
日本テレビでは、情報番組が取材した。科学的な視点からのアプローチとして、ヒレ・ヒゲ・骨などを鑑定にかけるために持ち帰ったという。だがこの番組取材によって、謎が解明されると思った矢先、怪竜企画はお蔵入り。番組自体も終了となってしまう。解明への道は、またしても閉ざされてしまったのだ。
また我々は、関係筋より、ある信頼のおける調査機関の鑑定結果を入手することができた。専門用語で記されているが、要約すると以下のようになる。
課題名:海棲生物組織様サンプルのDNA鑑定
実施期間:平成14年5月20日〜14年6月19日
1.目的
神奈川県三浦半島沿岸で採取された海洋動物組織様サンプルのDNA鑑定。
2.方法
発見者より提供されたサンプルの一部から、ゲノムDNAを抽出。
定法に従い、そのDNAの塩基配列を解読。
3.結果
解読されたDNAは、米国研究機関のデータベースで検索した結果、イリエワニとほぼ一致した。また、イリエワニ、ホオジロザメとも相同解析をしたが、各整列スコアが97、67とイリエワニのほうが一致率が高かった。よって、本サンプルはイリエワニであるとDNA鑑定した。
つまり、この鑑定結果によると、この謎の怪竜はかなりの確率で「人喰いワニ」であるという。しかし、前回、今回とも出現する「軟骨」というミッシングリンクの存在が引っかかる。ワニならば、硬骨の爬虫類なのだ。また、残存するこの生物の「皮膚」は未だ鑑定されていない。この鑑定結果だけでは、どうにも合点がいかない。我々Uoo projectはより緻密に謎を解明するべく、更なる調査を行うことにした。 (次号に続く)
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